おばさん、普通二輪免許取得する

50歳を前に普通二輪免許取得するまでと、それからの日記

おばさん、バイク屋さんデビューする

今まで用事もなければ、行ってみようとも思わなかったバイク屋さん。
ついにデビューする日がやってまいりました。


通勤路にあるので、毎日車で前を通っていた「レッドバロン」
こちらには、大手販売店さんは、ほぼ無し(私が知らないだけだったら、ごめんなさい
いわゆる、近所のバイク屋さんがある程度(私が知らないだけだったら、ごめんなさい
初心者が一人で来店するには、中々にハードルが高いです。


そこへ、バイクの先輩からの「レッドバロン同行」お誘いは、渡りに船!
しかも、バイクに詳しい方と一緒に行けば、お店の人に何か言われても、何とかなりそう! などという、最初から他力本願なスタンスで、デビューを迎えることとなりました。


業務終わりの夕方、夏の陽は長く、まだまだ明るい7月後半の日。
車で、レッドバロンへGO!


駐車場から店舗入り口から、バイクバイクバイク バイクだらけです。(当たり前
所狭しと並ぶバイクをよけつつ、店内に入ります。
先輩は、早速店員さんと本日の要件を話しはじめたので、一人で店内をぶらぶら。


「でかい!なに?これ?他のとサイズ違いすぎ。まさに黒王号か?(北斗の拳 参照)」
「うわぁ~!高!高級車買えるよ、これ!」
「ひぃ~~、どうやって運転するんだ。このハンドル」などとぶつぶつ言いつつ、くるっと半周ぐらい回ったところで、目がとまった。


白のメインカラーに、映えるオレンジ。
スリムなボディーは、間違いなくオフロード。
商品にぶつからないよう気をつけて、大急ぎで近づきます。





出会ってしまいました。ヤマハの「セロー250」

(出典:ヤマハ発動機)


うぁ~~かわいいぃぃぃぃ~
完全に目が釘付けです。


しかも、レッドバロンには中古しかないと思いこんでたけど、なんと新車。
中々にいいお値段。
あ~バイクって高いんだ…(そこから?


と、いつの間にか、先輩と店員さんが横に来てた。
色々考えつつ、セロ―を見つめる私に
「またいでみられます?」と店員さん。
「え?いいんですか?」買えなくても、またぐぐらいなら!と、目を輝かせる私。


店員さんは、セロ―を広いところまで移動させ、ささ、どうぞと…
もちろん転倒防止のため、スタンドは出したまま。
万が一のために、先輩は右側に、スタンバイ(笑
そして、ハンドルを握り、ワクワクしながら、さっそうとまたがる私。






あれ?足が?届かないよ?片足なのに?ぎりぎりだよ?
(衝撃のあまり、音声が遅れて聞こえてきてます


「教習通ってるんだろ?早く立ててみ」と無情な先輩の声。
「無理無理無理無理~~~!」無理がゲシュタルト崩壊しそうな私。
地面を蹴ることすら難しい…だって足ぎりぎりだし…だって商品だし…
「スタンド立ててあるし、こっちにいるから、地面を蹴れ!」とスパルタな先輩。


どうしようと、店員さんを見ると「どうぞ」と、誰も助けてくれない様子。


これは立てないと終わらないと意を決して、うりゃっと蹴ると、
思いのほか軽々と立ち上がった。
教習バイクとの重さの違いに、びっくり!
そして、足は超つま先立ち。とりあえず付いてるだけ…。
しばしバレリーナのようにつま先でセロ―を支えながら、思いました。
「うん。無理」


そっと左に荷重をかけ、スタンドに預けて、バイクを降りる。


横に立って、シートと足の長さを比べてる私に、とどめの一言
「ま、届かないのわかってたけどな」と先輩。
うぅ…バイクによってこんなにも高さが違うなんて…
あ、いつも教習で履いてる5cm底上げだったら…いや、それでも無理だろう…
店員さんは「ローダウンも出来ますよ」と言ってくれたけど…
取り合えず、中古も探してもらう事にして、お店を後にしましたが…


絶対こけるしなぁ~
私みたいな奴に、新車はもったいないよなぁ~
YZF-R3の彼も、中古だって言ってたよなぁ~
何より(価格が)高いよなぁ~
あぁ、オレンジかわいいなぁ~の延々ループの状態です。